響きあう恋のメロディー

『ん?』

キッチンで飲み物をコップに入れながら、返事をした。

「ちょっと、こっちに来てくれる?」

『はーい。』

お母さんの隣に座るとお母さんは話し始めた。

「日向、まだあの時の事気にしてる?」

『...。』

「日向は何も悪くないからね。」

『...うん。』

「聞こえなかったんだから仕方ないの。だから、歌うのが嫌いだなんて言わないで。」

分かってる。

分かってるんだよ

でも…