つい、カッとなり強く言い返してしまった。

『私帰る。後、私に関わってこないで。』

奏の返事も聞かずに、家へと足を進めた。

家に帰って、洗濯物をたたんでいた。

頭の中には、奏のことでいっぱいだった。

まさか、奏がEvoEchoのメンバーだったなんて。

ボーカルになってくれなんて言われるとは思わなかった。

昔の私なら喜んで請け負っていただろう。

でも、今はもう違うんだ。

違うんだ…。