響きあう恋のメロディー

そのおかげで、少し緊張がほぐれた。

体育館のステージにのぼり、自分の位置に着いた。

仮面で視界が狭くなっているが、たくさんの人がこっちを見ている。

大丈夫。

私なら、イケる。

そう、自分を励まして、自信をつけて目を閉じる。

バチを叩き合わせ、カウントの音が聞こえる。

1,2,3,4のタイミングで曲が始まった。

歌い始めるタイミングに合わせ、口を開いた。

ここは、寂しそうな声を意識する。

そして、サビで思いっきり高い声をだしてギャップをだす。

二番の歌詞になると、一番目の歌詞より明るめの声で歌うことで自分はそのままでいいんだって感じを出す。

そして、ラスサビは思いっきり歌ってフィニッシュ。

歌い終わると、拍手喝采だった。

みんな、きらきらと輝いた目で私を見ていた。