響きあう恋のメロディー

「ここまで、奏がおとなしくなるなんて。」

楽くんが感心したように言った。

「やっぱり、奏は日向のことが」

詩太くんは何か言いかけたところで、楽くんに口をふさがれた。

「何でもないよ。」

楽くんはニコリと笑って言った。

詩太くんは、苦しそうにもがいていた。

大丈夫かな？

そう思いながら、自分で焼いたお肉を口に放り込んだ。

しばらく、みんなで焼肉を食べてみんながお腹一杯になったところでそれぞれ家に帰った。

家に帰って、お風呂に入り終わって自分の部屋で今日、投稿した動画のコメントを見た。

アドバイスがあったり、心無い言葉があったり、いろいろなコメントであふれていた。

アドバイスは、奏に対してだったり、詩太くんに対してだったり、もちろん私にもアドバイスがあった。

次は、アドバイスを意識して歌ってみようかな。

そう思い、私は、眠りに着いた。