響きあう恋のメロディー

「行きたい!」

一番最初に反応したのは、響くんだった。

『3人は?』

「僕も行きたいな。」

「俺も行く!」

「行く。」

楽くん、詩太くん、奏の順で答えた。

『おっけー。焼肉とお寿司、どっちがいい?』

「焼肉!」

「寿司!」

「焼肉。」

「お寿司かな~」

響くんと奏が焼肉で、詩太くんと楽くんがお寿司だった。

きれいに半分で分かれちゃった。

どうしよう。

「じゃんけんだ!」

響くんが提案した。

「望むところだ!」

詩太くんが賛成した。

他二人を見ると、うんうん、と頷いていた。

「「じゃ~んけ~んぽんっ!」」

ぽんっと同時に響くんは手を開いた。詩太くんは手を閉じた。

そう、パーとグーで響くんが勝った。