響きあう恋のメロディー

「そうだよね~」

「僕は、顔出しいいよ~。」

響くんが賛成した。

「思いっきり楽しめるんだったら、俺は顔出しいいぜ!」

詩太くんも賛成した。

「楽と日向はどうだ?」

「僕もいいよ。僕たちは楽しむのが本望だからね。」

楽くんが答える。

『私もいいよ。まだ、ライブやったことないけど、みんなが楽しめるんだったらいいよ。』

「みんな、ありがとう。」

奏は、ふわりと笑った。

心臓が高鳴った。

「あ、そういえば、明後日、ここで特別にライブやるよね。」

そういえばそれを、奏に問い詰めるんだった。

忘れてた。

『ねぇ奏。どういうこと?ん?』

「いや、それには訳があって。」

『どんなわけがあるのかな?言ってごらん?』