響きあう恋のメロディー

雫は優しい笑顔を向けてくれた。

『ありがとう。帰ろっか。』

雫にそう言い、空き教室に戻ると、4人はもういなくなっていた。

「どっか、行っちゃったね。」

雫の言葉に私もうなずく。

私たちも、お弁当箱を片付け、自分の教室に戻った。

教室に戻ると、奏は自分の席に突っ伏していた。

奏って、いつも寝てるなぁ。

そう思いながら、私は自分の席に着き、本を読み始めた。

本を読んでいると、お昼休みが終わった。

担当教科の先生が教室に入ってきた。

日直が挨拶をして、授業が始まった。

正直、興味のない授業だったからノートに絵を描いて、授業を受けていた。