響きあう恋のメロディー

なんだろう?

そう思いながら、手紙をカバンの中に入れて教室へ向かった。

今日は、学校に着くのいつもより遅れた。

教室の扉を開けると、雫が走ってきた。

『どうしたの⁉』

驚きながら雫に聞いた。

「日向ママ、大丈夫⁉」

お母さんのことを心配していたようだ。

『入院してるけど、大丈夫だよ。』

「そっかぁ~。よかったぁ。」

安心して、私にもたれかかった。

『今日は無理だけど、明日、一緒にお見舞い行く?』

「なんで、今日はダメなの?」

不思議そうに聞いてきた。

『ちょっと来て。』

雫を廊下に引っ張って、耳元に口を近づけた。

『今日、バンドの新曲を動画撮って、投稿しなきゃいけないからさ。』

「そうなの⁉」

『しーっ!声が大きいよ!』

慌てて、雫の口元を抑える。