お母さんが入院して、1週間が経った。

お母さんは、入院した翌日に起きた。

お医者さんが言うには、体に負荷がかかりすぎているから、しばらく入院しなきゃいけないが、病気は大丈夫みたいだと言っていた。

私は、毎日、お見舞いに行った。

お母さんは、「毎日、来なくてもいいのよ。」と言っていたが、私は毎回、「私が来たくて来てるから、いいの。」と返していた。

ちなみに、お兄ちゃんとは仲直りができた。

お兄ちゃんは、今、私の家で暮らしている。

元々、お兄ちゃんは、家を出て行ったあと優しい夫婦に拾われて、暮らしていたらしい。

高校を卒業をすると、音楽専門大学へ行った。

そして、無事、大学卒業後は音楽を教える仕事に着いた。お兄ちゃんは、奏、楽くん、響くん、詩太くんにそれぞれの楽器の使い方を教えたと奏から聞いた。

つまり、お兄ちゃんは、奏たちの先生にあたることから新曲を作ったときは、お兄ちゃんに毎回聞いて評価をしてもらっていたらしい。