「お前は関係ないだろ!」

一人の男が男の子に殴ろうとしたが、男の子は軽々と避け、男を背負い投げした。

「ひぃっ!おい、行くぞ!」

男二人組は逃げていった。

「大丈夫か?」

男の子は驚いて固まっていた私に視線を合わせて聞いてくれた。

『あ、はい。助けてくれてありがとうございます。』

「そうか。」

男の子は何か考える素振りした。

『では。』

男の子にお礼を言ったから、帰ろうとした。