響きあう恋のメロディー

お洋服屋に行こうと、エスカレーターに乗り、二階に向かった。

エスカレーターを降りて、お洋服屋に向かい歩いていると、向こう側から私の知っている人が歩いてきていた。

なん、で。

ここにいるの。

ー「お前のせいだ!」

ごめんなさい。

気づけば私は、走ってショッピングモールを出ていた。

走って走って、近くにあった公園のベンチに座った。

苦しい。

走って疲れたからなのか。

それとも、

あの事を思い出したからなのか。

どっちかわからない。

ただ、苦しいということだけしかわからない。

俯きながら、何も考えずに座っていた。

すると、隣に誰かが座った。

ちらっと見ると、詩太くんだった。