響きあう恋のメロディー

『別にいいよ。』

「大事な人?」

「そう、大事な人。」

「だれだ?」

『それは、いつか話すよ。』

「そうか...」

少し、暗い雰囲気になってしまった。

『そうだ、新曲どう?』

「え⁉新曲作ってんの⁉」

あ、間違えてバラしてしまった。

『ごめん、奏。』

「別に雫だったら良い。もう、できた。」

『え、早くない?』

「昨日、遅くまで作ってた。」

『そんな早く作りたかったの?』

「いや、全員集中しすぎて、気づいたら全部できてた。」

『そっか。』

「新曲か~。一番最初に聞くね!」

『うん。』