『ううん、雫の言ってることは正しいから。』

ちょうど、雫ママの声が聞こえた。

「なあに?」

雫が大きい声でもう一回聞き直した。

「日向、お風呂入っていいって!」

『オッケー。』

「久しぶりに一緒に入る~?」

『やだよ~』

「そんな~!」

ガーン、という効果音が付きそうなほど、落ち込んでいた。

『後で、空くんと一緒に遊ぼ。ね?』

「分かった。」

雫は、しぶしぶといった感じに了承した。

『あ、パジャマとかどうしよう。』

「私の貸してあげるよ!」

『いいの?ありがと!』

雫から、パジャマ等を受け取って、お風呂場に向かった。