響きあう恋のメロディー

早く行かなきゃ!!

『もう、帰るね!!』

そう言い残して、旧音楽室を出て言
いって、急いで下駄箱へ向かった。

部屋にいたのは、楽くんだけで、他3人はいなかった。

でも、今はそんなことを気にしてる場合じゃない。

急げ!!

下駄箱に着くと、雫が待っていた。

『ごめん!!遅れて!』

「全然、平気だよ!!」

雫は気にしていないように、手をヒラヒラとふった。

「じゃあ、帰ろうか。」

靴を履いて、雫と並んで帰った。

雫の家は学校から徒歩5分圏内にある一軒家だ。

雫が家のドアを開けた。