響きあう恋のメロディー

「ほんとはまだ話したいけど、席に戻らなきゃ。またあとでね。」

『うん。』

雫が席に座ったと同時に担任の先生が教師に入ってきた。

「HR始めるぞー」

先生が話し始めたが、聞かずに窓の外を見つめた。

私はもともと、小さいときは歌が大好きだった。

よく家族や親戚の前で歌っていた。

みんなからは上手いね、将来は歌手になるのかな。なんて言われてたぐらい上手かった。

でも、今はもう大っ嫌いだ。