幼馴染×存在証明

ザッと内容に目を通すと、あることに気付く。


「…中央委員会ですか?」


「あっ、はい。三嶋先輩に頼まれてきました。」


やっぱり。


文献や研究資料、歴史書、デザイン書籍も多い。

所謂、参考資料というやつだが、中には見知った著作者名やタイトルが幾つかあった。


そして何より、セレクトがアスカらしいと思った。


「東雲先輩、私が行ってきてもいいでしょうか?」


隣の東雲先輩に声をかけると、先輩はまた小さく頷いた。


もう一度リストを見て、図書室の構造を頭に思い描き、殆ど全ての本の所在を検討付ける。


三嶋の持っている蔵書庫でするのと比べたら、このくらいのことは朝飯前だ。


そして、リストを女生徒たちに返し、「5分待っていてください」と声をかけ、書棚の方へ向かった。


久々の、この感覚。


仕事の時間だ。