幼馴染×存在証明

なんてことだ。今年はまだしも、来年はアスカが生徒会になる可能性が高い。


来年、図書委員は避けた方がいいかもしれない。 


別に、アスカが嫌だというわけではないのだが、関わっても互いにマイナスになることが少なくない。


私の三嶋での役割は、今の所ジュリと一緒にいれば問題ないはずだし、無理にアスカと膝を突き合わせる必要もない。


それなら、お互いのために離れていた方がいいのだろうと思っている。


現に、アスカは私を必要としていないのだから。


しかし、物事はそう上手くはいかないらしい。


「それから、中央委員について。中央委員会は生徒会とほぼ同義と思ってもらって構わないわ。

仕組みとしては、中央委員の中から、次年度の生徒会役員が選ばれるようになっているの。

だから時に中央委員の子達も出入りすると思うから、よろしくね。」


私はジュリを恨めしく思った。


「それと、皆さんは大丈夫だと信じているけれど、くれぐれも生徒会の方々には迷惑をかけないように。

…また、その逆も然りよ、何かあったら相談してちょうだいね。」


心なしか私の方を向いて、真美はそう付け加えた。