言えませんでしたが、それでも、今は生きるのが苦しくて仕方ないのです。息を吸うことも、おぞましいと感じてしまうほど。だから私は、誕生日に全て終わらせようと決めました。私という、化け物が生まれ落ちた誕生日に、命を終わらせようとそう決めて、私は準備を始めました。
まずは友達の紫苑。紫苑は本来の私を知りせんが、深く踏み込まない性格の子でした。それゆえ、近くもなく、遠くもない距離感の友達という関係でした。私は紫苑にこの日記を渡すことにしました。この日記には、私が今まで抱いていたこと。終わらせるに至った理由が、つらつらと書き綴られていますから、この日記を読めば私のことを知ることができます。
まずは友達の紫苑。紫苑は本来の私を知りせんが、深く踏み込まない性格の子でした。それゆえ、近くもなく、遠くもない距離感の友達という関係でした。私は紫苑にこの日記を渡すことにしました。この日記には、私が今まで抱いていたこと。終わらせるに至った理由が、つらつらと書き綴られていますから、この日記を読めば私のことを知ることができます。



