これ以上色々な人に知れ渡る方がずっと怖い。
だから私は、自分の力に蓋をした…。
◆
「やっぱり私は普通じゃないんだよ。自分でも自分が怖いもん…。どうせならもっとすごい能力とかだったら、もっと自分に自信が持てたのにね…」
「…なんだよ、それ。おまえはそんなやつじゃないだろ」
顔を上げると、霧島慧也はグッと唇を噛み締めながら、私を真っ直ぐに見下ろしていた。
「…おまえはもっと、人の心に遠慮なくズカズカと入ってくるような図太くて無神経で…強いやつだろ。そのくせに自己肯定感は低いのかよ」
「…私は仮面を被っていただけ。本当の私を知られたくなかったから」
にこっと霧島慧也に弱々しく笑いかけ、踵を返してその場を後にする。
最初から、みんなの気持ちをわかろうとすることは無理だったんだ。
だってみんなは私よりもずっと恵まれた力を持っているんだから。
こんな力を持っている私なんかじゃ、みんなの力になれるはずがないよ。
過去の傷はどこまでも私を弱くしていく…。
だから私は、自分の力に蓋をした…。
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「やっぱり私は普通じゃないんだよ。自分でも自分が怖いもん…。どうせならもっとすごい能力とかだったら、もっと自分に自信が持てたのにね…」
「…なんだよ、それ。おまえはそんなやつじゃないだろ」
顔を上げると、霧島慧也はグッと唇を噛み締めながら、私を真っ直ぐに見下ろしていた。
「…おまえはもっと、人の心に遠慮なくズカズカと入ってくるような図太くて無神経で…強いやつだろ。そのくせに自己肯定感は低いのかよ」
「…私は仮面を被っていただけ。本当の私を知られたくなかったから」
にこっと霧島慧也に弱々しく笑いかけ、踵を返してその場を後にする。
最初から、みんなの気持ちをわかろうとすることは無理だったんだ。
だってみんなは私よりもずっと恵まれた力を持っているんだから。
こんな力を持っている私なんかじゃ、みんなの力になれるはずがないよ。
過去の傷はどこまでも私を弱くしていく…。

