君に恋をする予感〜運命の人は誰ですか!?〜

「あとで泳ぐ…」


崩れ落ちるようにしてテントで仰向けに寝転がる。


「まさかまた熱中症になったわけじゃないよな?」


心配そうな顔をした清春が私のおでこに手を当ててきて、慌てて起き上がる。


「違うよ!全然元気」


余計な心配をかけてしまったなと反省していると、じっと麻鈴ちゃんに見つめられていることに気づく。


「緒方くんが女の子に触っているところ、初めて見たわ」

「おい、俺に触ろうとするな」


麻鈴ちゃんが清春に手を伸ばすと、反射的なのかさっと避けていた。

清春はあの日からなぜか私にだけは触れるようで、やたらと頬を引っ張って遊んでくる。


「触れるのは恋苺だけだから。まだ潔癖も女嫌いも治ってない」

「それでも今までに比べたら女の子への接し方が柔らかくなった方よ。いい兆しね」


清春が変われていることがまるで自分も褒められた気分になり嬉しくなる。