君に恋をする予感〜運命の人は誰ですか!?〜

好きの反対は無関心っていうから。

嫌いである今のうちなら、まだ間に合うはずだ。


「あれ、光瑠ちゃん。こんなところで何してるの?」


中庭でうずくまって探し物をしていると、通りかかった聡志が不思議そうに顔を覗き込んできた。


「あ、聡志。ねえこの辺で他に花とか草とか…そういうのが咲いてるところないかな?」

「え?うーん、あ、校舎裏の裏山とか?でもあそこ、ほとんど人の立ち入りがないから足場危ないし、日差しを遮るものもないから今日の暑さだと熱中症の危険が…」

「すぐ戻ってくるから、大丈夫!ありがとう!」


聡志の説明の途中でお礼を告げて立ち上がると、急いで裏山に向かって走り出す。

相変わらず私の勘はよく冴えるもので、迷うことなく緑の生い茂る裏山に辿り着く。

あまり奥に入れないように少し進んだところに立ち入り禁止テープが貼られているため、その手前の雑草が生えている地面にしゃがみ込む。

思った通り、雑草に紛れて三つ葉や名前の知らない小さな花が所々に咲いていた。

これなら、もしかしたら見つけられるかもしれない。


「…あ、暑い…」


どのくらい時間が経ったのだろう。