君に恋をする予感〜運命の人は誰ですか!?〜

「…もう夏休みが始まってしばらく経つが、ずっと俺たちを騙してその女はこの寮に住んでたってことか?」


清春の鋭い視線に耐えられなくなり、霧島慧也の後ろに再び隠れる。


「ご、ごめん」


理由があったにしても、清春の言う通りみんなを騙していたことにかわりはない。

こんなことなら、最初から寮のメンバーには私から打ち明けるべきだった。


「霧島と浅野の能力があるなら最初から気づいてたはずだろ。なぜ言わなかった?」

「…光瑠にも頼まれたから」

「事情も事情だし、なんか面白そうだと思って?それに清春に言ったら、大変なことになるのはわかってたし」


霧島慧也の後に言った聡志の言葉に少し引っかかり、ん?と首を傾げる。

大変なことって、一体…。


「どんな事情があるにしろ、この寮内は女子の立ち入りは禁止だ。そこの女が出ていくまで、俺はここに帰ってこない」

「…え」


清春は一度自分の部屋に戻ると、すぐにキャリーケースを持って出てきてそのまま寮を出て行った。


「あーあ、清春の女嫌いが発動したよ。清春って潔癖な上に大の女嫌いなんだよ。清春の“感じやすい”っていう触覚の能力のせいで昔になんかあったみたいで、過去のトラウマから女嫌いになったみたい。だから光莉ちゃんのことも黙ってたのに」