君に恋をする予感〜運命の人は誰ですか!?〜

や、や、やってしまったー!

今の私は“光瑠”ではなくて、“光莉”だった。

芳明が誰だと思うのは当たり前だ。

いきなり初対面の女子が馴れ馴れしく自分のことを庇ってきたらそりゃ誰だって怪訝に思うだろう。


「ん?んんん?」

「へ…ちょ、な、なに…?」


突然芳明がずいっと顔を近づけてくると、私の匂いを嗅いできた。


「…光瑠?光瑠に似た匂いがする。いや、正確に言えば少し違う気もするけど…って、おまえの顔光瑠そっくりじゃん!え、なに光瑠なの?」

「ち、違う!光瑠は私の双子の兄で、芳明…さんのことも光瑠からよく聞いてたから、絡まれてたのを見て思わず入っちゃったというか…」

「ああ、そういえば光瑠から双子の妹がいるって前に聞いたことあるかも。へぇーおまえのことか」


半分本当で半分嘘の苦し紛れの言い訳に、芳明はあっさりと信じてくれたようだった。

芳明が単純な頭で助かった。


「いくら光瑠の友達だからって、見ず知らずの俺のことなんて助けてくれなくてもよかったのに。さすがに女の子一人でさっきみたいに興奮状態の男二人に立ち向かうのって危ないと思うぞ」