君に恋をする予感〜運命の人は誰ですか!?〜

先ほど光瑠から後夜祭が終わるまでは光瑠のままがいいとメールが来ていたから、どこかで時間を潰して待っていなくては。


「光莉はこの後どうするの?後夜祭って生徒だけが参加できるんでしょ?」

「うん、そうなんだけど、光瑠が戻ってくるのをどこかで待ってないと…」


廊下の角を曲がろうとするが、ふと誰かが曲がってこようとしている気がして立ち止まる。

思った通り、誰かがぬっと現れ横を通り過ぎていった。


「…あ」


その人物が霧島慧也なことに気づき、思わず声が漏れる。


「…ああ」


振り向いてきた霧島慧也は私の姿に驚いたように一瞬目を見開いたが、すぐに納得したようにいつもの無表情に戻っていた。


「入れ替わりは終わりか?」

「へ?あ、ううん、今日だけお互い元の姿に戻ってるだけ。夏休みが終わるまではここにいるよ」

「なんだ、早く帰ればいいのに」


冷たく言い放たれて、多少傷つきはしたけど霧島慧也のこんな感じにももう慣れてしまい曖昧に笑い返す。

いい第一印象ではないことは知っていたけど、色々あってさらに嫌われてしまった気がする。