「ええ、なんだよぉ、光瑠は俺の味方だろー?」
「味方とかそういう問題じゃなくて…」
「特定の子なんて必要ないんだよ。恋愛なんて所詮お遊び。お互い楽しければそれでよくね?」
「な…っ、芳明は本当の恋をしたことがないからだろ。きっといつかわかる日が来るよ。だからせめてその時に後悔しない行動しろよ」
なんて偉そうに言っている私だって、心の底から好きになった人なんてまだできたことはないんだけど。
芳明の行動はあまりにも自分を傷つけるやり方で、見ていられなかった。
まるで何かから目を背けて逃げているような…。
「はいはい。お子ちゃまの光瑠くんにはわからないよ俺の気持ちなんて。俺もおまえみたいに一途に誰かを想える日が来るといいけど」
「…え」
芳明はわしゃわしゃと私の頭を撫でると、持ってきた鞄を受け取り先に行ってしまった。
ふと一瞬見えた横顔が苦しそうだったのは気のせい、かな…。
*
夏祭りの日がやってきた。
今日だけは外部のお客さんも来てもいいことになっていて、朝からたくさんの人で校内が賑わっている。
「あ、光莉!…じゃなくて、今は光瑠か」
「味方とかそういう問題じゃなくて…」
「特定の子なんて必要ないんだよ。恋愛なんて所詮お遊び。お互い楽しければそれでよくね?」
「な…っ、芳明は本当の恋をしたことがないからだろ。きっといつかわかる日が来るよ。だからせめてその時に後悔しない行動しろよ」
なんて偉そうに言っている私だって、心の底から好きになった人なんてまだできたことはないんだけど。
芳明の行動はあまりにも自分を傷つけるやり方で、見ていられなかった。
まるで何かから目を背けて逃げているような…。
「はいはい。お子ちゃまの光瑠くんにはわからないよ俺の気持ちなんて。俺もおまえみたいに一途に誰かを想える日が来るといいけど」
「…え」
芳明はわしゃわしゃと私の頭を撫でると、持ってきた鞄を受け取り先に行ってしまった。
ふと一瞬見えた横顔が苦しそうだったのは気のせい、かな…。
*
夏祭りの日がやってきた。
今日だけは外部のお客さんも来てもいいことになっていて、朝からたくさんの人で校内が賑わっている。
「あ、光莉!…じゃなくて、今は光瑠か」

