君に恋をする予感〜運命の人は誰ですか!?〜

「ええ、なんだよぉ、光瑠は俺の味方だろー?」

「味方とかそういう問題じゃなくて…」

「特定の子なんて必要ないんだよ。恋愛なんて所詮お遊び。お互い楽しければそれでよくね?」

「な…っ、芳明は本当の恋をしたことがないからだろ。きっといつかわかる日が来るよ。だからせめてその時に後悔しない行動しろよ」


なんて偉そうに言っている私だって、心の底から好きになった人なんてまだできたことはないんだけど。

芳明の行動はあまりにも自分を傷つけるやり方で、見ていられなかった。

まるで何かから目を背けて逃げているような…。


「はいはい。お子ちゃまの光瑠くんにはわからないよ俺の気持ちなんて。俺もおまえみたいに一途に誰かを想える日が来るといいけど」

「…え」


芳明はわしゃわしゃと私の頭を撫でると、持ってきた鞄を受け取り先に行ってしまった。

ふと一瞬見えた横顔が苦しそうだったのは気のせい、かな…。



夏祭りの日がやってきた。

今日だけは外部のお客さんも来てもいいことになっていて、朝からたくさんの人で校内が賑わっている。


「あ、光莉!…じゃなくて、今は光瑠か」