君に恋をする予感〜運命の人は誰ですか!?〜

聡志はクスクスと笑っている。

本当、人が慌てていたり困っていたりすると喜ぶんだから…。性格悪男め…。

マネージャーから呼ばれた瞬はいなくなり、聡志をじろりと睨みつける。


「で、君の本当の目的はなんなの?こんなところまで俺に付き纏ってきて、まさか惚れたとでも言わないよね?」

「な…っ、全世界の女子があんたに落ちると思ったら大間違いなんだからね!私はただ、光瑠のルームメイトのよしみとしてその…」


やばい。理由までは考えていなかった。

あなたが何かに我慢をしているように見えて気になったから、なんて馬鹿正直に言ったら霧島慧也の時みたいに距離を置かれてしまう。


「まあいいや。君が何を企んでいようが、俺には関係ないしね。好きなだけ見ていくといいよ」

「クラッシュの皆さん、出番ですー」


舞台袖を覗いてきたスタッフの方に聡志たち五人が歩いていく。


「聡志!頑張ってね」


聡志はいつもの爽やかな笑顔を浮かべると、そのまま歩いて行ってしまった。

今日は歌番組の仕事だけらしく、これが終わったら学校に戻るつもりだ。

何も考えずについてきちゃったけど、大人しく補習でも受けたら良かったかな…。