君に恋をする予感〜運命の人は誰ですか!?〜

「いや、教えてよ!本当に焦ったんだから!」


じゃあ席を間違えて教えてきた時も、私の正体を知っててからかっていたというわけか。

とんだ悪党じゃないか!


「あいつはよく掴めないやつだから。何考えてるのかわからない」

「え」


あの霧島慧也がわからないと言うなんて、よっぽど謎多き人なんだな…。

たしかに笑っていたのに心は笑っていないような、何かに必死に耐えているようなそんな気がした。


「とにかく気をつけろとしか言えねぇな。なるべく関わらないようにしてれば大丈夫だろ」

「でも…なんだか苦しそうだったよ。放っておいていいのかな…」

「おい」


霧島慧也が突然、ダンっと勢いよく棚に私の体を押し付けてきた。


「う…っ!?な、なにす…っ」


首を押さえつけてくる腕に力を込められ、苦しくて息ができない。


「おまえは何を勘違いしてるんだ?そもそもここはおまえみたいな普通の人間が来るべき場所じゃねぇんだよ。俺たちの気持ちなんて一ミリもわかんねぇくせに偉そうなこと言ってんじゃねぇぞ」