「いやそうなんだけど、そうじゃなくて。告白したいっていう一年の子が来ててさー」
扉の前でクラスメイトの男子の後ろから頰を赤く染めたツインテールの女の子が可愛らしく出てきて、キョロキョロと浅野聡志を探している様子だった。
「あーそういうこと。浅野なら今日も補習すら受けに来てねぇよ。仕事かなんかじゃねぇの?」
「だそうだ。せっかく来てくれたのにすまんな」
「あ、いえ…!また出直します」
一年生の子はしょぼんとあからさまに肩を落としながら来た道を戻っていった。
「あの子はまだなーんも知らない純粋な子なんだなぁ」
クラスメイトと女の子の一連の流れを同じように見ていた芳明が、ぽつりとこぼした。
「…?どういうことだよ」
「だから、聡志に恋心を抱いたって無駄なんだよ。あいつ外面はいいけど中身は誰よりも真っ黒じゃん。慧也と似て歌うこと以外には一切関わろうとしない掴めないやつだし、同じ家で過ごしてても俺はあいつの本当の笑顔すら見たことねぇもん」
「た、たしかにそうだな」
うわーめんどくさい。
何かを抱えている人多くない、この学校?
能力持ちも大変なんだな…。
「恋苺くん。この紙に書いてある物品、一階の倉庫から取ってきてくれない?」
扉の前でクラスメイトの男子の後ろから頰を赤く染めたツインテールの女の子が可愛らしく出てきて、キョロキョロと浅野聡志を探している様子だった。
「あーそういうこと。浅野なら今日も補習すら受けに来てねぇよ。仕事かなんかじゃねぇの?」
「だそうだ。せっかく来てくれたのにすまんな」
「あ、いえ…!また出直します」
一年生の子はしょぼんとあからさまに肩を落としながら来た道を戻っていった。
「あの子はまだなーんも知らない純粋な子なんだなぁ」
クラスメイトと女の子の一連の流れを同じように見ていた芳明が、ぽつりとこぼした。
「…?どういうことだよ」
「だから、聡志に恋心を抱いたって無駄なんだよ。あいつ外面はいいけど中身は誰よりも真っ黒じゃん。慧也と似て歌うこと以外には一切関わろうとしない掴めないやつだし、同じ家で過ごしてても俺はあいつの本当の笑顔すら見たことねぇもん」
「た、たしかにそうだな」
うわーめんどくさい。
何かを抱えている人多くない、この学校?
能力持ちも大変なんだな…。
「恋苺くん。この紙に書いてある物品、一階の倉庫から取ってきてくれない?」

