「あ、今隣にいるの?じゃあ話が早いや。慧ちゃんに電話代わってよ」
恐る恐る霧島慧也に視線を向けると、ぎろりと睨みつけられ思わずびくりとしてしまう。
「あ、あの、光瑠が代われって…」
霧島慧也は素早く私の手から電話を取り上げると、ボソボソと光瑠と何かを話している様子だった。
「は?ふざけん…わかったよ」
再び私を睨みつけてきた霧島慧也が、雑にスマホを返してきた。
「あ、光莉?慧ちゃんが協力してくれるって」
「…へ?」
「安心してよ。ちょーっと能力使ったから、きっと慧ちゃんなら一ヶ月無事に過ごせるように協力してくれるはずだから!てことでこれで俺も安心してこっちにいられるよ。じゃあなー」
「え、あ、ちょ…!」
切れた電話に視線を落としたまま、ピンチな状況は何も変わらずだった。
どうしよう、顔が上げられない…!
「…あれ?」
恐る恐る霧島慧也に視線を向けると、ぎろりと睨みつけられ思わずびくりとしてしまう。
「あ、あの、光瑠が代われって…」
霧島慧也は素早く私の手から電話を取り上げると、ボソボソと光瑠と何かを話している様子だった。
「は?ふざけん…わかったよ」
再び私を睨みつけてきた霧島慧也が、雑にスマホを返してきた。
「あ、光莉?慧ちゃんが協力してくれるって」
「…へ?」
「安心してよ。ちょーっと能力使ったから、きっと慧ちゃんなら一ヶ月無事に過ごせるように協力してくれるはずだから!てことでこれで俺も安心してこっちにいられるよ。じゃあなー」
「え、あ、ちょ…!」
切れた電話に視線を落としたまま、ピンチな状況は何も変わらずだった。
どうしよう、顔が上げられない…!
「…あれ?」

