え、この人も光瑠のルームメイト…?
「い、いてててて!なんか急に腹が痛くなってきた!てことで俺は休む、おやすみ!あ、一人で大丈夫だからお構いなく!」
そそくさと光瑠の部屋に逃げるように入り込む。
はあ、危なかった。
これじゃあ心臓がいくつあっても足りないよ。
「そうだ、メモ!」
ポケットに入れたメモを再び取り出してさっきの続きを見る。
ルームメイトの能力に気をつけていれば、きっと穏やかな一ヶ月を過ごせるだろう。
うん、私ってば冴えてる。
「えっと、霧島慧也。“目”の能力者。全てを見通す目を持っていて嘘も誤魔化しも一切通用しないから絶対に視界に入らないように…え?」
赤い丸で何重にも印がつけられている霧島慧也の名前の横には“絶対に近づくな!危険!”と書かれていた。
あの馬鹿兄…!早く言ってよぉー!!
私の心の叫びは虚しく、綺麗な夕焼け空に消えて行った。
「い、いてててて!なんか急に腹が痛くなってきた!てことで俺は休む、おやすみ!あ、一人で大丈夫だからお構いなく!」
そそくさと光瑠の部屋に逃げるように入り込む。
はあ、危なかった。
これじゃあ心臓がいくつあっても足りないよ。
「そうだ、メモ!」
ポケットに入れたメモを再び取り出してさっきの続きを見る。
ルームメイトの能力に気をつけていれば、きっと穏やかな一ヶ月を過ごせるだろう。
うん、私ってば冴えてる。
「えっと、霧島慧也。“目”の能力者。全てを見通す目を持っていて嘘も誤魔化しも一切通用しないから絶対に視界に入らないように…え?」
赤い丸で何重にも印がつけられている霧島慧也の名前の横には“絶対に近づくな!危険!”と書かれていた。
あの馬鹿兄…!早く言ってよぉー!!
私の心の叫びは虚しく、綺麗な夕焼け空に消えて行った。

