補習最終日。
殺人未遂事件があって、外部の人間である私がいたことにはそれどころじゃなく特にお咎めもなしで、補習も最後まで光瑠のフリをしてやり遂げることができた。
だから、みんなに会うのも今日が正真正銘最後の日だ。
「お世話になりました。みんなが寮メンバーで本当によかったよ。毎日が楽しかった」
玄関でみんなに見守られながら、感謝の言葉を述べる。
「…やっぱり荷物、校門まで持つ。手だって治してもらったからと言って傷ついたばかりなんだし…」
心配そうな顔をしている芳明に、大丈夫だと笑いかける。
「芳明がなんだかんだそばにいてくれたから、私はいつも元気でいられたよ。光瑠だった時も、光莉だってバレた後も、変わらずずっとそばにいてくれてありがとね」
「…なんだよ、それ。俺は永遠の別れなんてするつもりねぇよ。何度だって会いに行く。おまえが俺のことを好きになってくれるまで、何度だって想いを伝えにいくんだからな!」
涙が出そうになるのを堪えながら、ありがとうともう一度伝える。
泣いちゃダメ。
みんなとは笑ってお別れをするんだって決めたんだから。
「聡志の活躍は、これからもずっと見てるからね。聡志なら絶対トップアイドルになれるよ」
殺人未遂事件があって、外部の人間である私がいたことにはそれどころじゃなく特にお咎めもなしで、補習も最後まで光瑠のフリをしてやり遂げることができた。
だから、みんなに会うのも今日が正真正銘最後の日だ。
「お世話になりました。みんなが寮メンバーで本当によかったよ。毎日が楽しかった」
玄関でみんなに見守られながら、感謝の言葉を述べる。
「…やっぱり荷物、校門まで持つ。手だって治してもらったからと言って傷ついたばかりなんだし…」
心配そうな顔をしている芳明に、大丈夫だと笑いかける。
「芳明がなんだかんだそばにいてくれたから、私はいつも元気でいられたよ。光瑠だった時も、光莉だってバレた後も、変わらずずっとそばにいてくれてありがとね」
「…なんだよ、それ。俺は永遠の別れなんてするつもりねぇよ。何度だって会いに行く。おまえが俺のことを好きになってくれるまで、何度だって想いを伝えにいくんだからな!」
涙が出そうになるのを堪えながら、ありがとうともう一度伝える。
泣いちゃダメ。
みんなとは笑ってお別れをするんだって決めたんだから。
「聡志の活躍は、これからもずっと見てるからね。聡志なら絶対トップアイドルになれるよ」

