緊張状態も相まってか、ついに限界を迎え、ふらっと体が傾き膝から崩れ落ちる。
さっきから感覚がなくなってきている手のひらは、血だらけで痙攣するように震えている。
「…おまえはどれだけ自分を犠牲にすればすむんだ」
床に倒れそうになった体を支えてくれたのは霧島慧也で、すかさず男を聡志と芳明で取り押さえていた。
男に抵抗する気はもう一切ないのか、遅れてやってきた教師と警察に引き渡されると、大人しく連行されていった。
「光莉!どうしてあんな無茶をするのよ!私なら大丈夫だったんだから、放っておいてくれればよかったのに…!」
治癒能力のある保健の先生が手のひらを治してくれたけど、思ったよりも深く刺さっていたようで跡は消えなかった。
包帯を最後に巻いてもらっていると、泣きそうな顔をした麻鈴が駆け寄ってきた。
その後ろには事情聴取を受け終わった、光瑠たちの姿もある。
「放っておけるわけないでしょ?大切な友達なんだから」
にこっと笑顔を返すと、麻鈴に抱きつかれた。
「光莉はそういう人よね。初めからずっと。困ってる人がいたら放っておけない優しい人」
「お節介ばっか焼いてきて、泣き虫で、恥ずかし気もなくたくさん褒めてくれる」
にこっと聡志が優しく微笑んできた。
さっきから感覚がなくなってきている手のひらは、血だらけで痙攣するように震えている。
「…おまえはどれだけ自分を犠牲にすればすむんだ」
床に倒れそうになった体を支えてくれたのは霧島慧也で、すかさず男を聡志と芳明で取り押さえていた。
男に抵抗する気はもう一切ないのか、遅れてやってきた教師と警察に引き渡されると、大人しく連行されていった。
「光莉!どうしてあんな無茶をするのよ!私なら大丈夫だったんだから、放っておいてくれればよかったのに…!」
治癒能力のある保健の先生が手のひらを治してくれたけど、思ったよりも深く刺さっていたようで跡は消えなかった。
包帯を最後に巻いてもらっていると、泣きそうな顔をした麻鈴が駆け寄ってきた。
その後ろには事情聴取を受け終わった、光瑠たちの姿もある。
「放っておけるわけないでしょ?大切な友達なんだから」
にこっと笑顔を返すと、麻鈴に抱きつかれた。
「光莉はそういう人よね。初めからずっと。困ってる人がいたら放っておけない優しい人」
「お節介ばっか焼いてきて、泣き虫で、恥ずかし気もなくたくさん褒めてくれる」
にこっと聡志が優しく微笑んできた。

