男が咄嗟にこちらにナイフを向けて…くる途中の手を思いっきり拳で叩く。
その拍子に落ちたナイフを、男が慌てて拾おうとしゃがみ込んだ時点ではもう私が遠くにナイフを蹴り飛ばし終わっていた。
「う、うわあああああ!」
突然のことに混乱しているのか、叫びながらポケットから取り出した隠し持っていた男の小型ナイフを今度は両手で掴む。
何をしたって無駄だ。
最初からこの展開になるように私は行動しただけ。
全部、“視えてる”から。
「「どうして俺の行動がわかる」…!?」
男は驚いたように、セリフまで被った私に目を見開いていた。
「なんだか今日は勘がよく冴えるの。何をしようとしてるか、何を言おうとしてるか、よくわかる」
「おまえも能力者か!」
「…残念だけど、私はここの生徒じゃない。自分の力と向き合おうとしない弱虫だから。みんなみたいにすごい能力者じゃないの」
男がナイフを掴む私の手を振り払おうとしているけど、死んでも離すつもりはない。
幸い小型ナイフで殺傷能力は低いため、じんじんと軽い痛みを感じるけど今ならまだ握り続けられる。
その拍子に落ちたナイフを、男が慌てて拾おうとしゃがみ込んだ時点ではもう私が遠くにナイフを蹴り飛ばし終わっていた。
「う、うわあああああ!」
突然のことに混乱しているのか、叫びながらポケットから取り出した隠し持っていた男の小型ナイフを今度は両手で掴む。
何をしたって無駄だ。
最初からこの展開になるように私は行動しただけ。
全部、“視えてる”から。
「「どうして俺の行動がわかる」…!?」
男は驚いたように、セリフまで被った私に目を見開いていた。
「なんだか今日は勘がよく冴えるの。何をしようとしてるか、何を言おうとしてるか、よくわかる」
「おまえも能力者か!」
「…残念だけど、私はここの生徒じゃない。自分の力と向き合おうとしない弱虫だから。みんなみたいにすごい能力者じゃないの」
男がナイフを掴む私の手を振り払おうとしているけど、死んでも離すつもりはない。
幸い小型ナイフで殺傷能力は低いため、じんじんと軽い痛みを感じるけど今ならまだ握り続けられる。

