ハッと自分がカツラをしてきていないことに気づく。
「…恋苺くんの双子の妹じゃない?夏祭りにも来てくれてたよね」
「なんだよ、じゃあ恋苺はどこだよ!妹がいたって意味がないじゃないか!」
期待に満ちていたクラスメイトたちの瞳が絶望に変わり、パニックになっているのがわかった。
自分でもわかってる。
みんなが望んでいるのは、なんの役にも立たない私なんかじゃなくて言葉で人の心を動かせる光瑠だって。
「きゃ…っ」
「許さない…能力持ちだからって俺たちのことを馬鹿にしてるようなやつら、絶対に許さねぇ!全員ぶっ殺してやる!」
麻鈴の首を締めつけながら刃物を振り回している男に、霧島慧也が前に出た。
「なんだおまえ、近づくな!」
「能力持ちの人間に何か屈辱を感じさせられて、逆恨みをして能力者が集まるこの学校に侵入してきたってところか」
「…ああ、そうだよ。俺たちはな、必死に毎日を生きてんだよ!何もかもうまくいかない中、おまえたちは生まれつき持っている能力のおかげで楽して人生生きられてそんなの不公平だろ!だから俺が能力なんて持ってる化け物をこの世から消してやるんだよ」
ぎろっと鋭く霧島慧也が睨みつけているが、男は構わずナイフを振り回していた。
咄嗟に避けた霧島慧也だったが、頬が少し切れたのか血が流れている。
「…恋苺くんの双子の妹じゃない?夏祭りにも来てくれてたよね」
「なんだよ、じゃあ恋苺はどこだよ!妹がいたって意味がないじゃないか!」
期待に満ちていたクラスメイトたちの瞳が絶望に変わり、パニックになっているのがわかった。
自分でもわかってる。
みんなが望んでいるのは、なんの役にも立たない私なんかじゃなくて言葉で人の心を動かせる光瑠だって。
「きゃ…っ」
「許さない…能力持ちだからって俺たちのことを馬鹿にしてるようなやつら、絶対に許さねぇ!全員ぶっ殺してやる!」
麻鈴の首を締めつけながら刃物を振り回している男に、霧島慧也が前に出た。
「なんだおまえ、近づくな!」
「能力持ちの人間に何か屈辱を感じさせられて、逆恨みをして能力者が集まるこの学校に侵入してきたってところか」
「…ああ、そうだよ。俺たちはな、必死に毎日を生きてんだよ!何もかもうまくいかない中、おまえたちは生まれつき持っている能力のおかげで楽して人生生きられてそんなの不公平だろ!だから俺が能力なんて持ってる化け物をこの世から消してやるんだよ」
ぎろっと鋭く霧島慧也が睨みつけているが、男は構わずナイフを振り回していた。
咄嗟に避けた霧島慧也だったが、頬が少し切れたのか血が流れている。

