双子アイドル、ユラとラナ


「えっへん。だけどボクの力は頑張っている人にしか効果がないんだ。ふたりともすごく頑張っているから、ボクが少し力を使って後押しするだけで、歩けるようになったんだよ」
それからふたりは更に練習を重ねました。

アイドルになるのなら、高い靴をはいて歩くだけじゃなく、歌って踊れなければなりません。
「うぅ、わたし踊るの苦手かも」
ラナがベンチに座り込んで涙目になっています。
ポップから教わった振り付けを何度練習しても上手にならないみたいです。