須田桃花side

「詩織まで巻き込んでごめんね?」

詩音先輩が解散の号令を出したあと、私と詩織はせっかくだからとプリクラを撮ることにした

「別に桃花に巻き込まれるのなんて今更だし、てか500円もすんだ…」

「それもそうか、わかる、思ったよりするよね」

値段に若干の愚痴を言いながら機械にお金を入れる

「というかさ、桃花はこうなることわかって瑠美先輩に協力したの?」

設定とかを決めながらも詩織は淡々と聞いてくる

「と言いますと?」

「最近のチハ先輩と白木先輩の様子だと瑠美先輩が勝つ可能性もあったじゃん?まぁ、恋とかしたことないからわかんないけどさ」

詩織の言いたいことも分からなくは無い、部活でも最近の2人はギクシャクしてたし、瑠美先輩が逆転する可能性もあった

というか、実際問題、瑠美先輩が今回の計画を実行しなければ全然有り得たとは思う

でも

「まあ、ぶっちゃけこのラブコメ展開を真近で見れればそれでいいみたいなとこはあったからどっちに転んでもいいかな?みたいなとこはあった」

ぶっちゃけ本当にどっちに転んでも個人的には美味しく食べたと思う

「え、幼じみ厨の桃花が?珍しい」

「言い方よ、まあ、幼じみカプが1番好きだけど次点で好きなの先輩後輩カプだし、瑠美先輩のあーいうずるい感じのも嫌いじゃなかったからね」

まあ、今回みたいな再会系の幼じみシチュが1番好きなのは事実だけどあくまでそれは創作の中の話であって

「ふーん、てかさ、うちらプリ撮ってるのにこんな話して顔死んでんのやばい」

納得したのかしてないのか話をガラッと変える

多分2人とも疲れもあって顔が死んでる中でプリ撮ってる

「まあでもそんな死んだ顔でも最低限見れる顔に盛れる最近のプリクラすげーってことでいい?」

「わかる、最近のプリクラすげー」

なんて2人で言ってるけど2人ともプリクラなんて滅多に取らないし昔のプリクラなんて知らない

まあそれでも

「とりあえず、本番がここからなのは知ってる」

落書きで本気を出すのが美術部兼同人作家の本領である

「あ、冬コミの新刊のテーマ浮かんだんだけどさ」

「もう手伝わないからね!?夏マジで地獄みたんだから!」