「赤嶺さん、安藤、悪いけど美月ちょっと今日俺と回らせて貰っていい?」
文化祭が始まる前
野上が赤嶺さんと安藤さんにそう声をかけた
「ん?ははーん?私らはいいけどみーちゃんはもう誘ったん?」
めちゃくちゃニヤニヤしながら安藤さんが聞く
「今から、というか3人で回るって聞いてたから先に2人に誘う許可もらおうかなって」
珍しく真剣な顔で話す野上が何を考えているのかは俺でも何となくわかった
「ん、いいよ、そんな必死な顔されたら断れないし」
苦笑いのようにも見えるし、どこか楽しそうにも見える赤嶺さん
「助かる、じゃ、ちょっと誘ってくるわ!」
そう言って2人から離れようとした直後
「あ、てことで白木悪い!一緒に回れねえわ!」
「ん、あー、まあ、いいよ、頑張ってこいよ!」
野上が俺を見て言うけれど
それこそ今更ここで引き止めるような野暮なマネは
俺には出来ない
文化祭が始まる前
野上が赤嶺さんと安藤さんにそう声をかけた
「ん?ははーん?私らはいいけどみーちゃんはもう誘ったん?」
めちゃくちゃニヤニヤしながら安藤さんが聞く
「今から、というか3人で回るって聞いてたから先に2人に誘う許可もらおうかなって」
珍しく真剣な顔で話す野上が何を考えているのかは俺でも何となくわかった
「ん、いいよ、そんな必死な顔されたら断れないし」
苦笑いのようにも見えるし、どこか楽しそうにも見える赤嶺さん
「助かる、じゃ、ちょっと誘ってくるわ!」
そう言って2人から離れようとした直後
「あ、てことで白木悪い!一緒に回れねえわ!」
「ん、あー、まあ、いいよ、頑張ってこいよ!」
野上が俺を見て言うけれど
それこそ今更ここで引き止めるような野暮なマネは
俺には出来ない


