「あっ!」

先輩の言葉に驚いたような反応を見せる赤嶺さん

「これは言ってなさそうだね…えっと、3年の青井瑠美です、一応うちの部活見ての通り女子しかいないんだけどそれでも入ってくれる?」

そしてフォローするようにその青井先輩が優しく確認をしてくれる

たまたま今男子が居ないタイミングとかって訳でもなさそう

でも、それでも

「まあ前の学校でも女子のが多かったですし、気にならないと言ったら嘘になりますけど、それでも入部するつもりではいます」

ここで引いて絵を描くことをやめたら何かを失う気がした

「やった!!よろしくね!りょ…白木くん!!」

そんな俺の言葉を聞いて隣で凄い嬉しそうな赤嶺さん

なんかもうほんとにテンション高いな

そして

「なら、部長の辻村紫音だ、よろしく、別に厳しい部活でもない、緩く自分のペースで作品を作ってもらえればそれでいい」

「改めて3年の青井瑠美です、よろしくね白木くん」

「1年緑川詩織です、その、よろしくお願いします」

「同じく1年須田桃花です!よろしくお願いします!」

各々が自己紹介をしてくれる

「改めまして白木亮太です!よろしくお願いします!!」

こうして俺の新生活が幕を開けた