登った先の休憩スペースのベンチに先輩2人の後ろ姿が見えた
「せんぱ…」
声をかけようとしたら
「そんなに気まずいか?」
聞こえてきた紫音先輩の言葉に思わず隠れてしまった
「そりゃ、私にだって罪悪感はあるよ」
気まずさの理由がりょーくんとの恋人のフリの件だってことはちゃんと聞こえてないけれど何となくわかった
とはいえ1度隠れてしまった手前中々飛び出すタイミングが分からない
なんて考えていたら
「紫音さ、恋ってなんだと思う?」
中々興味深い話題が出てきて余計にタイミングを逃したけど
私も一応これでも乙女なので気になって耳を澄まして聞き入ってしまった
それが間違いだったことにこの時は気付く由もなかった
「せんぱ…」
声をかけようとしたら
「そんなに気まずいか?」
聞こえてきた紫音先輩の言葉に思わず隠れてしまった
「そりゃ、私にだって罪悪感はあるよ」
気まずさの理由がりょーくんとの恋人のフリの件だってことはちゃんと聞こえてないけれど何となくわかった
とはいえ1度隠れてしまった手前中々飛び出すタイミングが分からない
なんて考えていたら
「紫音さ、恋ってなんだと思う?」
中々興味深い話題が出てきて余計にタイミングを逃したけど
私も一応これでも乙女なので気になって耳を澄まして聞き入ってしまった
それが間違いだったことにこの時は気付く由もなかった


