赤嶺千春side
花火が上がる直前
「先輩達遅いですね」
詩織ちゃんが気付いたようにサラリと言った
「確かに、人多いとはいえ、電話してみる?迷った可能性もあるし」
りょーくんもスマホを取りだして言うけれど
「圏外とまではいかないけど電波悪っ!?」
結構な人混みで割と山の中ということで電波がかなり悪い
「まあ言うて2人ともしっかり者ですし戻ってくるんじゃないですか?」
ももちゃんはそうは言うけれど
「私ちょっと探してくるね!」
やっぱりちょっと心配になって思わず立ち上がってしまう
「ちょ、赤嶺さん!?」
りょーくんの呼びかけですら私は止まらずに
「大丈夫!ちょっと探したらすぐ戻るから!」
なんて言って歩き出したのはいいものの
「まさかね?」
売店まで真っ直ぐ歩いても見つけられないだけでなくその裏から登ったところに休憩スペースがあるのを思い出した
あまり考えたくないけど登って行った可能性は高いと思う
そう考えたら
「行くか…」
自然と登り始めていた
花火が上がる直前
「先輩達遅いですね」
詩織ちゃんが気付いたようにサラリと言った
「確かに、人多いとはいえ、電話してみる?迷った可能性もあるし」
りょーくんもスマホを取りだして言うけれど
「圏外とまではいかないけど電波悪っ!?」
結構な人混みで割と山の中ということで電波がかなり悪い
「まあ言うて2人ともしっかり者ですし戻ってくるんじゃないですか?」
ももちゃんはそうは言うけれど
「私ちょっと探してくるね!」
やっぱりちょっと心配になって思わず立ち上がってしまう
「ちょ、赤嶺さん!?」
りょーくんの呼びかけですら私は止まらずに
「大丈夫!ちょっと探したらすぐ戻るから!」
なんて言って歩き出したのはいいものの
「まさかね?」
売店まで真っ直ぐ歩いても見つけられないだけでなくその裏から登ったところに休憩スペースがあるのを思い出した
あまり考えたくないけど登って行った可能性は高いと思う
そう考えたら
「行くか…」
自然と登り始めていた


