なんて日々を過ごしながら何日もの日々が経過した

やっぱり特別なにかがあったわけでもなくて

部員やクラスメイトとのたまに連絡はするけど会ってはいなかった

もちろん赤嶺さんとも青井先輩とも

ただそれも今日までで

「10時に駅前って言ってたけど…」

ついに今日は星空の写真展の当日

つまり、青井先輩と写真展に行く日

「あ、いた!白木くん!」

「あ、おはようございます!」

写真展の会場の最寄りの駅前で待ち合わせ

「ごめん、待った?」

「いえ、俺もさっきの電車で来たとこなんで」

無意識にあまりにもベタなやり取りをしてしまってお互いに苦笑いをしてしまう

「よし、じゃあ、行こっか?」

それでも、そこから広げることもなく

俺達は写真展へと向かった