間違いなく同一人物なのは分かってる
それこそあの日テラスで横にいる赤嶺さんをちーちゃんなんだと肌で感じた
だけど幼い頃一緒に一緒に絵を描いてたあのちーちゃんと
同じクラスで同じ部活の赤嶺さんがどうにも同一人物だって信じられない
「んー、私はさ、子供の頃のチハちゃんを知らないからなんとも言えないんだけど、白木くんはそれが嫌なの?」
隣で聞いていた青井先輩の言葉に考えるまでもなかった
「嫌じゃないですよ、ただ、幼なじみだからっていう枕詞っていうんですか?そういうのがつくのはなんか、嫌かもしれないです」
もちろん、幼なじみだったから転校初日に赤嶺さんは声をかけてくれたのだろうし気にかけてくれたんだと思う
いや、そう思ってた時もあった
けど多分、そうじゃなくても同じ部活に入ったら気にかけてくれてはいたと思うし、今と変わらないと思う
赤嶺さんはそういう人だ
だから
「じゃあそれでいいんじゃない?その気持ちが恋愛か友情かなんてのも今は気にする必要も無いというかさ、んー、なんて言ったらいいか難しいけどさ」
そう言って苦笑いをする先輩に
「ありがとうございます、ちょっと楽になりました」
俺は感謝した
それこそあの日テラスで横にいる赤嶺さんをちーちゃんなんだと肌で感じた
だけど幼い頃一緒に一緒に絵を描いてたあのちーちゃんと
同じクラスで同じ部活の赤嶺さんがどうにも同一人物だって信じられない
「んー、私はさ、子供の頃のチハちゃんを知らないからなんとも言えないんだけど、白木くんはそれが嫌なの?」
隣で聞いていた青井先輩の言葉に考えるまでもなかった
「嫌じゃないですよ、ただ、幼なじみだからっていう枕詞っていうんですか?そういうのがつくのはなんか、嫌かもしれないです」
もちろん、幼なじみだったから転校初日に赤嶺さんは声をかけてくれたのだろうし気にかけてくれたんだと思う
いや、そう思ってた時もあった
けど多分、そうじゃなくても同じ部活に入ったら気にかけてくれてはいたと思うし、今と変わらないと思う
赤嶺さんはそういう人だ
だから
「じゃあそれでいいんじゃない?その気持ちが恋愛か友情かなんてのも今は気にする必要も無いというかさ、んー、なんて言ったらいいか難しいけどさ」
そう言って苦笑いをする先輩に
「ありがとうございます、ちょっと楽になりました」
俺は感謝した


