という事で、今後のことも考慮した結果

俺のチケットを辻村先輩に渡して青井先輩と俺が一緒に行くことになった

そういう段取りが決まった時の須田の顔を一瞬見たらとんでもなく微妙な表情をしていた

まあ、須田が何を企んでたのかはなんとなくわかるけどあまりにもお節介過ぎた

そして

「なんか、チハちゃんには悪いことしちゃったかな?」

「青井先輩までそんな事…」

「私までって…もしかして桃ちゃん?」

流れで青井先輩と一緒に帰ることになって先輩を駅まで送っている最中だった

「まあ、そうですね、俺と赤嶺さんが幼なじみだって知ってからずっとっすね」

俺も苦笑いしか出来ないくらいにはもうずっと

「白木くんはさ、チハちゃんのことどう思ってるの?いや、変な意味じゃなくてもし好きだったら今私がしてることすごい悪いなぁ…みたいな、ね?」

少し言いよどみながら聞く青井先輩も珍しい気がする

「ぶっちゃけていいですか?」

「うん、もちろん」

どこか期待してるような目をしてるようにも感じる先輩の顔も見れずに俺は

「ぶっちゃけ、赤嶺さんとちーちゃんが同じ人ってのがまだしっくり来てないんですよね」

今の俺の気持ちを打ち明け始めた