赤嶺千春side

部活終わりにいつもならバス通学の桃ちゃんがりょーくんに付いて歩いて下校していくのを見てしまって

なんだか妙にモヤモヤソワソワしたがら帰宅して数十分

私はベッドの上でやっぱりまだモヤモヤしていて

そんな時スマホの通知音が鳴った

もしかしたらりょーくんかも?なんて一瞬期待してしまった自分がいたけれど

《先輩って白木先輩の事好きなんですか?》

相手は珍しく桃ちゃんからで

この質問をされるのは別に初めてじゃない

けれどあの時はまだりょーくんに思い出してもらいたい一心で気にしてなかった

じゃあ思い出してもらった今は?

そう考えても結論はまだ出ない

《んー、わかんない、かな?》

もちろん、友達として、幼なじみとしてなら大好きだ

だけどこれが恋愛感情なのか?と聞かれたら

《わからない?ですか?》

《うん、友達としては大好きなんだけどね、恋心なのかはわかんないや笑》

結局まだ私の心は正解を見つけられていない