「てかさてかさ、どっちが告ったん?やっぱ後輩くん?」

急造で何も打ち合わせをする暇もなく今に至るせいで突然の質問にどうすればいいのか分からなくなった

とりあえず話を合わせれば良いとは言われていたがここで助けを求めるように先輩を見るのは良くない気がした

とはいえ先輩が普段どう話してるのかは知らない

なんて考えても慣れない状況に頭が回らない

「確かに気になるけど、後輩くん顔真っ赤だよ」

なんて言われて余計に焦る

顔が熱いなんてものじゃない

「お、おっ、お」

意をけして俺からです!

そう言おうとしても声が上手く出せない

「私からだよ!ほら、これでいい?亮太あんまり女子とか先輩慣れしてないっていうか、恥ずかしがり屋でもう限界っぽいからいい?」

そんな時青井先輩からの助けが入る

「みたいだね〜」

「ごめんごめん、うちらもからかいすぎた」

どうやら先輩達は納得したようだけど俺としては助けられたって感想と男として情けない気持ちで納得は出来てない

だけど

先輩達から離れて青井先輩と2人になった時

「ありがとね、それに告白が私からってのはまあ、嘘じゃない?これ頼んだの私からだからさ、ごめんね?無理させちゃって」

そんな言葉に少しだけ救われた気がした