白木亮太side
転校してきてから3週間経った時だった
昼休み、青井先輩に屋上へと呼び出された
「えっと…」
ぶっちゃけ呼び出された理由に何一つ検討も付かないわけで
「まあ、なに?そんな緊張しなくていいんだけどさ、まず先に確認なんだけど、白木くんってチハちゃんと付き合ってたりはしてないよね?」
あまりにも素っ頓狂な確認だった
チハちゃんこと、赤嶺さんとそんな事想像すらしたことない
良い人だとは思うけど、赤嶺さんモテるだろうし、そもそも転校してすぐにそんな事を考えてる余裕もなかった
「いや…ないですけど、なんでですか?」
「ならいいんだけど、1つ白木くんにお願いがあってさ、白木くんは好きな人とかいない?」
こちらの疑問に答えずにまた質問を重ねる先輩
そういうのは辻村先輩のが似合うと思いつつも
「いないですけど…言うて俺引っ越してきたばかりですし…」
素直に答えるしかない
「なら良かった、まあ、その、お願いって言うのがね…」
ここで1度沈黙の時間が出来た
緊張感がはしる
「私の彼氏になって欲しいなって」
…
「は?」
そして青井先輩のお願いとやらはかなり想像していないものだった
転校してきてから3週間経った時だった
昼休み、青井先輩に屋上へと呼び出された
「えっと…」
ぶっちゃけ呼び出された理由に何一つ検討も付かないわけで
「まあ、なに?そんな緊張しなくていいんだけどさ、まず先に確認なんだけど、白木くんってチハちゃんと付き合ってたりはしてないよね?」
あまりにも素っ頓狂な確認だった
チハちゃんこと、赤嶺さんとそんな事想像すらしたことない
良い人だとは思うけど、赤嶺さんモテるだろうし、そもそも転校してすぐにそんな事を考えてる余裕もなかった
「いや…ないですけど、なんでですか?」
「ならいいんだけど、1つ白木くんにお願いがあってさ、白木くんは好きな人とかいない?」
こちらの疑問に答えずにまた質問を重ねる先輩
そういうのは辻村先輩のが似合うと思いつつも
「いないですけど…言うて俺引っ越してきたばかりですし…」
素直に答えるしかない
「なら良かった、まあ、その、お願いって言うのがね…」
ここで1度沈黙の時間が出来た
緊張感がはしる
「私の彼氏になって欲しいなって」
…
「は?」
そして青井先輩のお願いとやらはかなり想像していないものだった


