とはいえ、教室にりょーくんがいたら話しづらい話題なのも事実なわけで

一旦話は終わらせて放課後

3人でファミレスに入って再び…

「って言っても私からする話って他になんかある?もう星ヶ丘テラスにかける以外ないんだけど」

言うて私からする話もない気がする

「いやさ、さっきも思ったんだけど直接言ったらダメなの?」

心底疑問そうにみーちゃんが聞く

私だって考えたことはある

「もしそれでも思い出してくれなかったら普通にしんどすぎて…後、うん、最終手段?てきな?」

ただもし仮に彼の記憶に欠片でも覚えてなくて忘れていた場合を考えると怖くて言えない

「チハはロマンチストだからなぁ、たださ、星ヶ丘テラスに行ったところで思い出さない可能性だってあるわけじゃん?その場合チハはどうするの?直接言っても思い出して貰えなかったら」

くーちゃんの厳しい言葉

たしかにその可能性も無くはない

「うーん…その時はその時考える、ただ、もしその時がきたら、きたとしてもりょーくんはりょーくんだから、また思い出2人で、みんなで作れたらいいなとは思うかな」

これが、今の私に言える理想論