しょうがない…。
「そんなの知るわけないじゃないですか?芸人の中じゃ超絶って言われても、どの程度なのか想像もつかないんですが。…ま、そこまで言うのならちょっと一度踊ってみて下さいよ。」
これも、台本に書いてある通りの展開にもっていく為のトーク。
「そんなに見たい?う〜ん。どうしよっかな〜…。」
「見たい見たい!ってか早くスタンバイして下さい。」
ちょっとだけ時間が押している事に気づいて私は宮敷さんを捲し立てる。
するとすっかり乗り気になった様子の宮敷さんは意気揚々とセットのど真ん中まで移動。
その直後、一瞬にしてスタジオの全ての照明が落ちた。
次の瞬間、セットの真ん中にあるひとつのスポットライトだけが強い光を放ち、その下に佇む宮敷さんを照らし出す。
