「遊佐さん!やっぱり今日は早めにスタジオに来るんじゃないかって…思った通りでした。」
スタジオの入り口に到着した私にそう言ったスタッフさんの顔はとにかく楽しげで。
「はいはい。私の事、良くわかってらっしゃる。でもいつもだって本当はもう少し早く現場入りしたいって思ってるのになぁ。」
私の言葉を聞き終えるよりも早く、スタジオの大きな両開きのドアの片方を思いっきり押し開けた。
「───えっ!」
「ふふ…。犬飼ディレクターもですね、今日は遊佐さんは気合入ってるだろうからって早めに皆さんに招集かけてたんですよ?」
スタジオの中に足を踏み入れた瞬間、私の目に飛び込んできたのは既にスタジオセットの中に居るいつものひな壇の女子メンバー達。
それからその下に設けられたゲスト席に座っている胡兎、寧音、雫、そして真鵺の姿があった。
