だけど、今私が感じている緊張感はあの頃のような恐怖を伴う緊張とは違う。 私が変わる為の、覚悟の緊張。 少しずつだけど、やっぱり私だって変わりたいって思い初めてる。 自分自身に期待と希望を持ってもいいんじゃないかって思い初めてる。 私は台本を閉じ、静かに鏡の前から立ち上がり、楽屋のドアの外へ出た───。